●靴職人の古道具;鉄床Ⅱ
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Pieds de fer / ピエ ドゥ フェール
17E-084
◆言 葉:pieds =(人間の)足首から下 fer=鉄
◆用 途:enclume de cordonnier / 靴職人の為の鉄床
土台に鉄床を逆さまにつけて、靴を仕立てていく道具である
男の子用か踵の幅がある
反対側から見た様子
同じに、つま先の幅もしっかりしている
◆ポイント:19世紀末から20世紀初めにかけての職人
元々服の文化であったフランス、着物から洋服になった日本とは違うとは言え
そんなにも、たくさん持っていたわけでなく、
写真を撮られるのも現代のように日常的ではなかったであろうが、
それにしても、髪も整え、正装のような姿。
自分の靴職人の仕事に誇りを持っていた事がうかがえる。
上から見た様子
つま先の中央に穴が空いている。ドア台につける時に開けたのだろうか?
底には、真鍮が貼られている。随分使って補強したのだろうか?と想像する
*中々見かけない小さなサイズ、机の上でペーパーウエイトにも使えそうである
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◆時 代:19世紀末
◆素 材:鉄
◆サイズ:L-16cm W-5cm H-13cm
◆重 さ:1,416g