moule à tuile / ムール ア テュイール
12E-149

◆言葉:tuile / テュイール は瓦を意味する言葉
フランスでも地域によって瓦の素材や形は違うが
南仏プロヴァンスはテラコッタの土瓦である。

◆用途:今では工場で作られた既成の屋根瓦が主流だが、昔は赤土を使ってひとつひとつ焼いていた

 その際に使われた型である

 全て、手で彫られた木で出来ている

 取っ手の部分

 上から見た感じ、瓦の通り台形の形になっている

 後ろから見ると、丸みを帯びた弧を描いている

◆ポイント:部分ごとに見てみる

 手にフィットする丸みのある取っ手

 人が彫って作った削り跡がある

 先端は痛みもあるが、使われた滑らかさが残る

 壁に掛ける事も出来る

 趣のある使い方の出来るしなである。
木で出来ているので、使われて、朽ちて処分されてきたものがほとんどだと思うので
現存しているものを見るのは、今までの仕入れでこれだけである

◆活用として


テーブルの中央に置いて、花を飾ることも出来る

◆時 代:19世紀末
◆素 材:木製
◆サイズ:L-68.5cm W-18cm